GSX1100Sのシートはバックスキンだよね?

私が高校生の時に初めて見たカタナ…750か1100かはわからないが、それまでバイクのシートと言えば黒くて四角い物だった。カタナのそれはL字の形で、色は青とシルバー、生地はバックスキン、これが強烈に脳裏に焼きついていて、絶対あれを再現したい。私の納得行くレベルの仕上がりが出来る業者を探す事にする。ところが「バイクシート激安張り替え」とかそんなもんばっかり。安くなくてもいいから上手い人を探したい。ヘルメットリペアをお願いしたニコニコモータースさんも「どこに頼んでも満足行かないので自分でやるようになった」と仰るくらい自信を頂いたが何せ納期は1年以上…流石にこの手の超職人さんに頼むのはもうこりごり。そこで行きついたのが野口シートさんだった。なんとHRCのワークスマシンのシートを手掛けていらっしゃる。ここしかないだろう。大体メールの内容で仕事に対する姿勢がうかがえる。激安張り替え屋は「納期○○、価格は〇〇からで現物みないとわからないんで送って」とか雑な返信が多い。ところが野口シートさんの返信はびっしり細かい説明が入った内容の物だった。「3本ラインは再現不可、タンデムベルトも不可」等、具体的な連絡が来る。私はウルトラスエードのRXを張りたいと問合せ。野口さんは1135Rのように「黒1色か」と連絡が来るが、1135R風は死んでも嫌だ。純正と同じく2色にしたいと伝えると、「ウルトラスエードは伸びないので支障がない場所にステッチを入れさせてもらう」との事。カタナ発表時の写真を送ると、「青の部分はID3の紺、グレー部分はSG3はいかがでしょうか」、と連絡が来る。グレーはシルバーにしたいのだが…やはり思い込みは怖いので生地屋からサンプルを取り寄せる。すると私はやっぱりグレーより明るいシルバーで行きたい、より明るいSG1でオーダーした。HRCで評判の衝撃吸収材T-NET挿入もお願いした。価格は令和2年の純正シート価格より高いが全然気にならない。今出てくる純正品はバックスキンではないのだ。まぁ3本線が無くなるのは正直少し躊躇したが…。
この汚いアヒルの子がどんな白鳥になるのか…。
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汚ったな…。
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素人の滅茶苦茶タッカ打ち…。イライラしてくる。
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約1ヶ月後に仕上がったとのメールが入る。paypay払いも可能で5%還元!で、着いたシートはこれだ。箱の「king of seat」はダテじゃない。厳重な梱包を解くと高校時代に見たそれが蘇っていた。
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やっぱり高くてもやってよかった。クオリティが違い過ぎる。裏側も完璧だ。エンブレム、ウルトラスエードのタグが心をくすぐる。ド素人のタッカ打ちと比べて悪いが美しいタッカライン。
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少し座ってみた。レカロなどの高性能シートの感触だ。衝撃吸収材のおかげが少し硬いと感じる程度。レカロを数々買った経験からすると、これが長時間のライディングに最適な硬さなのはよくわかる。後々わかったが、野口シートさんはすごい経歴をお持ちの方がやっておられるとの事でそれでこのクオリティなんだと納得した。カタナは最新からでも20年経っているんだから、この希代の名車、後世に残す為にこのくらいのクオリティで仕上げてあげたらいかがだろうか。私が言うのはおこがましいがあかへびレコメンドとさせて頂きます!

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