GSX1100S ホイールは私が考える最善の方法でレストア。

長年バイク趣味をやっている人に、「カタナって貧乏人が乗ってるイメージなんだよなぁ」と指摘された。私もいろいろweb調べていると、悔しいがきっぱりは否定できない。カワサキ系のレストアをしている方はネジ1本まで純正にこだわり、結構お金を掛けて丁寧にレストアされているのを多く見かけるが、カタナは素人DIY仕上げが目に付く気がする。ツーリングしている方の中にカタナを見つける事もあるけど、なぜかカタナだけ、フレームのサビがそのまま、スクリーンは傷だらけでかすみガラス状態、ステッカーベッタベタ。ホイールはダストで真っ黒、集合管のサイレンサーが汚れでくすんでいる、なぜか見かけるなはこんな方ばかりである。私が見たのがたまたまかも知れないが、綺麗なのを見た事がないってのも結構な確率だと思うんだけど。多分予想なんだけど、カワサキを始めスズキ以外は部品がないない尽くしでレストアするのに覚悟がいるけどスズキは優しく、何年前の部品が出てくる。ここらの事情で自分も含めて甘やかされているのかも。ホイールを缶スプレーでペイントされているのも散見する。ま、いや、良いんですよ。そんなのオーナー個人の勝手ですから。私は自分で車のペイントをした事もあるのでどれだけ塗装が、難しいか知っているつもりです。ガンガン走った後、エンジン高圧洗浄機掛けます、缶ぺなんてバリバリ剥げますよ。でも…そんなのありえるシチュエーションですよね?雨降って来たら。でもカタナのホイールって昔の中華廉価アルミホイールのように梨地で切削部はガタガタ。確かに綺麗に保つのはかなりハードルが高いのもわかるんです。
どんなに磨いても強力なホイールクリーナーにつけようがびくともしない。
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「コンチネンタルクラシックアタック」を履きたいのでオクで750のリア18インチを落札する。誰も入札せず意外と安く買えた。ま、わかっていたけど、外に捨ててあったんだろうという汚さ…。蜘蛛の巣も生えている。
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カタナ、類い希なる名車。今考え得る最高レベルで補修して後世に受け継ぐのが使命かなと思っている。今私が考えうる最高の仕上げでホイールをレストアする。今ホイールに施すとしたらパウダーコートしかあるまい。「あれはペイントではない」と突っ込む人もいるので「パウダーコート」とちゃんと区別する。しかしパウダーコートの施工性質上、どうしても丸っと色を変えなければならない。黒やガンメタ1色。あれだけは絶対に嫌だ。純正のように凸部を切削かポリッシュ仕上げにしたい。数々の有名どころに問合せたが、やはり「やったことがない」と断られた。「受ける」と回答のあった所もあったが、凸部は外部業者に出してバフ掛けすると言う。「ポリッシュした物を持ち込んでもらったらマスキングしてコートする」という回答もあったがそれだとポリッシュ部が曇ってくるので現実的ではない。ディスクの内側がメンテナンス出来ないのだ。すると1社だけ「うちは出来る」と回答してきた業者があった。
オートサービス西」さんである。短文で問い合わせただけなのにビッシリと回答の返事が来た。これは真面目に対応してくれる業者の証である。「今時耐久性のない溶剤カラーなど使用しない」とバッサリ。俺と見解は同じだ。まず通常の工程を経てパウダーコート、その後ハンドポリッシュ、バレル研磨を経てもう1回クリアパウダーコートをかける。ざっくり言うとこんな感じ。

これだ。俺が求めていた施工はこれだ。但しオートサービス西さんは職人さんの証だが「曲がったり歪んだホイールは施工しても意味がないから修正が条件」との事。想像して頂ければわかるが、2回コートを掛けて、ポリッシュを掛けるわけだから施工価格は中古のマグタンが買える程の値段である。曲がっていたらも問答無用で修正、さらに価格は上がる。さすがに少し躊躇したがマグタンなど履きたいわけじゃないし、自分が欲しいのはこれだ。施工例のページが送られてきたが、ゼファーのホイールだ。やっぱりカワサキさん…。これが本当なら新品より綺麗、なんてもんじゃないレベルの仕上がりだ。妥協して後悔するのは嫌なので依頼する事にする。オートサービス西さんは鹿児島にあるので送料が気になる所。しかし2本フルリフレッシュ・リメークに限り着払いでOK、元払いで送ってくれるそうだ。納期は3週間との事。
ホイール到着の連絡が入る。「曲がり歪みなし、修正不要」との事。ほっと胸をなで下ろす。「色を決めてほしい」と連絡が来たので「明るめのシルバー」と答えると「色は無限にあるので指定してほしい」との事で指定されたページで選択。
ホイールを送って1ヶ月経過。別に急いでいないんだけどそれを言うと本当に後回しにされてしまうので禁句。3週間と言う話だったので一応問合せると「コロナ禍で遅れている。今週中には送る」との事だった。カード払いは手数料上乗せとの事。うーんこれはちょっと残念。
鹿児島から2日で送られてきた。コロナショックの中、日本の物流は素晴らしいね。
梱包を解くと、
「うわぁ…」
思わず声が出てしまった。

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これはもう「作品」だ。美しい。美しすぎる。
思わずウットリ見つめてしまう。
リムの私がタイヤ組の時に付けた凹み傷、前オーナーが付けたガリ傷も綺麗に修正してあった。
すぐタイヤを組んでしまったのでリムの内側の写真を撮り忘れていたが、内リムはシルバーだった。
一番明るいシルバーを選んだ為に、光が当たると白に見える。もう1段暗くてもよかったかな?
これは一生涯の友となる。大事にしよう。
私は大満足しているが、パウダーコートの特徴でもあるので、少し解説しておこう。
まず塗膜感がものすごい。多少の石が当たってもビクともしないだろう。「ガラスコーティングなど不要」と言い切っているだけの事はある。自分も臆する事なく高圧洗浄機をかけようと思っている。
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但しポリッシュした所にこの厚の塗膜が掛かっていると、ポリッシュのキラキラ感が薄れるのも事実。クリアの塗料をぽてっと1滴垂らしてみると良い。そんな感じなのだ。
あと、塗装ではないので多少気泡が見受けられる。少しのチリも許せない人は向いていないと思う。
ただ私は高級ホイールのポリッシュ、切削部分が早いものだと半年で白いひび割れが起こり、そのまま腐食していくのを何百本も見ているので、この仕上がりを見ると今のところホイールに最適な処理方法はパウダーだと自分は思う。
決して安くはないが、最良の方法で治したい方は一考されたらいかがだろうか?

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