GSX1100S パーツのバフ掛け→やっぱプロに。謎のフロントフォーク?!

多分私がパソコンに触れたのは95年頃、その頃から徐々にネットで生の情報を受け取れるようになった。
次第にネット通販が主流となりヤフオクの登場で業者、一般問わず直接商品が手に入るようになった。
昔はそれこそ職人技の域だったバフ掛けもやり方から道具まで全てネットで出ていて動画も上がっている。バイクはみんな空いた時間にちょこちょこ磨く、みたいな事も散見されていて自分もやってみようと思ってしまった。おっと、この「してしまった」というのは「磨き」や「塗装」はプロの方が断然仕上がりが良くコスパが良い。「磨き」や「塗装」は使う道具や時間で仕上がりが雲泥の差になる。これを道具を1から揃えるととてもお金が掛かるし、当然時間も掛かる。その上プロの仕上がりに遠く及ばない。そんな基本をすっかり忘れてしまっていたのだ。ネットに出ていた、研磨剤とバフ材を購入し、自分でやってみる事にしたのである。出品者のバフ掛け説明書が送られてきた。これが肝。動画や説明書きではわからない、使うバフ材や回転数、力の入れ方などちょっとしたコツが書かれていてこれがとても参考になった。「公開禁止」とあるので、ここでも書かない。ためしに視界に常に入ってくる腐食だらけのハンドルをやってみる。説明書通りに進めて行くと今までただの腐食した棒だったのがいきなり鏡面が現れる。写真を撮り忘れたがこんな感じ。自分の納得が行く仕上がりまで追うとメッキと見まがう光沢が得られた。
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但し!ここまで仕上げるには、素人の私だとハンドル2本で半日である。その間、ずっとグラインダーの音を響かせ続けるなどいくらなんでも近所迷惑だ。他にもボトムケースから、お決まりのパルサー、スプロケカバー、ジェネカバー、クラッチカバーも掛けたい…いったいいつまで掛かるのか…。
結論「やってらんない」
自分で「塗装」と「磨き」はやらないと決めていたのに、何でその時は自分でやろうと思ったのか?どうかしていたとしか思えない。早速問合せようと思ったらふと思いついた。隣に日本有数の金属加工の町があるではないか!そう、「燕市」。日本の洋食器製造の実に90%のシェアを誇る。スプーンから果てはジェット機まで磨く町である。灯台元暗しとはこの事である。問合せ窓口の「磨き屋シンジケート」に問い合わせ、業者を紹介してもらった。そこに問い合わせると「現物を見せてほしい」との事だったので、早速持ち込んでみた。

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見てもらうと「状態が良くないので、できれば餅は餅屋、バイクパーツを中心に受け付けている所に頼む事をお勧めする」との見解だった。パーツを手に取って「あまり良い品質でない鋳物なので巣が出てくるかもしれない」などと指摘された。さすが、手に取るだけで、その辺りを見抜くあたりはプロである。プロのすすめならプロの言う事を聞いた方が良い。ここは素直に帰る事にした。そこの工場長に「根岸研磨」さんをすすめられた。職人さんに送るので「サービス」と言うのはないのはわかるけど、ホームページに料金表があるだけでパーツが着いたら受付、代引き着払いで返送、とはちょっとラフすぎて怖いと言うのが私の印象だった。そこでレッドバロンの指定工場である「浅利研磨」さんに問合せする事にした。こちらは写真を送ってもらえれば大体の見積を出すとの事だった。パルサー、スプロケカバー、ジェネカバー、ボトムケース2本、これだけ磨いてなんとたったの13000円!(税別)俺の半日は何だったんだ…。納期は1週間との事でキッチリ1週間後に届いた。やはり指定工場になるくらいだから納期を守る姿勢も素晴らしい。そして仕上がりもさすがプロのそれである。

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「自分達は磨き屋なので塗装は剥がして納品してほしい」との事で、ボトムケースの塗装は自分で剥いだが鋳物の梨地が酷かった。それも綺麗に消してあった。

バフを掛けただけではすぐ曇ってしまう。私が今最強と考えているコート剤、セラコートのMC-5100でコーティングする。
【CERAKOTE】セラコート MC-5100 クリア ポリッシュアルミ、アルミ、マグネシウム合金、金属全般、樹脂、木工などにも最適
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元々ガンや設備が整っているプロ向けのをスプレー缶に詰めた物なので正直スプレーのクオリティが低いと感じた。テスト噴きしたのをそのままパックしたのか、口が詰まって噴射できなかった。押しても何も出て来ないので、パーツクリーナーで洗ったら出てくるようになった。評価も低いわけだ。でもこの動画を見るとこれしかないと思うのだが…。



とは言え自分では満足。経過を見てみたいと思う。

さてさて、フロントフォークを組もうと思ってボトムケースの下を見ると…。

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右側の銅ワッシャーがどうしても外れてこない。「あ~なるほどね」
納車前に「右のフロントフォークシールからオイルが漏れているので治させてほしい」と申し出たのはバイク屋。合わないワッシャーを無理やり詰め込んだんだろう。

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やっぱり。一回り大きいワッシャーを無理やり詰め込んであった。外す時に少し傷つけてしまったので修正する。初めから適合するワッシャーを入れてあれば何もこんな面倒をする必要がない。これだけで1時間以上無駄な時間を使ってしまった。本当にバイク屋ってまともな所が少ないんだね。

そしてこれが最大の謎。「このフォークは何?」
トップキャップにOリングの溝が切ってあって、フリーピストンがない。中に入っているのはワッシャーだけ。

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どのサービスマニュアルにも出ていない謎の構造なのだ。
ここに出ている構造で一緒。カタナをたくさん触っている方でもわからない構造なんですね。
最初このフリーピストンを入れ忘れかなと思って、注文して入れようとしたらバネをめちゃくちゃ縮めないと入らない!人力ではとても無理!で、これはこれで正解なんだと思ったわけ。で、いつものごとく点サビが酷くて、見てるうちにどうしても交換したくなってオオノさんのインナーチューブを注文しちゃいました。


オオノスピード OHNO SPEED/ANDFフォーク用高精度インナーチューブ 2本セット

オオノスピード OHNO SPEED/ANDFフォーク用高精度インナーチューブ 2本セット GSX1100S


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やっぱり新品はいいなぁ、と思いつつ組もうとしたらトップキャップが付くネジ山が損傷している。トップキャップを閉め込もうとしてもトップキャップが削れる。こりゃおかしいとオオノさんに電話すると、あ、定休日だった。にもかかわらずオオノさんから返信があり、すぐ1本送るとの事。しかも不良品は代替品が着いてから送ってとの返答だった。なんと気持ちの良い対応だろう。だからファンが多いんだね。普通のメーカー対応だと「送ってみて下さい。検証してから回答します」で返答は1週間から10日後で下手すりゃメーカーに落ち度はないと送り返してくる所もあるくらいだ。これからもオオノさんのパーツ買い続けます!

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